飯島 俊一先生

◆東京歯科大学千葉病院
 口腔インプラント科臨床教授

◆日本口腔インプラント学会
 認定医

◆日本補綴歯科学会指導医

◆ITIフェロー

◆千葉県袖ヶ浦市開業

私は以前から、院内向けCAD/CAMシステムを導入しておりましたが、臨床適応範囲をさらに広げたいという希望から、フルブリッジまで対応可能なゼノテックシステムに興味を持ちました。

実際に製造元であるドイツのWIELAND社を訪問し、スキャナー、ミリングマシーンの性能やソフトウェア、製作可能なマテリアルの豊富さ、その将来性をこの目で確認し、導入を決めて、丁度3年前になります。

なぜ、産業界では昔から当たり前のように使用されていたCAD/CAMシステムが今になって歯科界へ積極的に導入され始めたのか。
それは、CADソフトウェア技術の向上や各メーカーの歯科界に対する注力により、従来のアナログ作業で製作されていた物と比べ遜色のない補綴物が製作できるようになったためです。

産業界ではもともと歯牙よりもっと小さなネジなどの精密パーツをCAD/CAMシステムで削り出しているのですから、ソフトウェアさえ充実していればインレーやクラウン1個を削り出すことなどそれほど難しいことではありません。

これは歯科技工界にとって非常に大きな変革であり、将来的にこのデジタル技術が歯科技工のほとんどの分野に進出することは疑いの無いところだと思われます。

さて、このCAD/CAMシステムが歯科医院、患者様にもたらす利益とはなんでしょうか。
生体親和性や審美性などのジルコニアマテリアルの持つ特性は当然患者様にも喜ばれます。

私の医院では、これに加え補綴物の品質と清掃性などの機能面を全体的に向上させられたことにより、メンテナンスが容易となり、患者様にストレスを与えず、日常の歯科診療、運営面で非常に大きなメリットとなって現れています。

また、最近ではインプラントカスタムアバットメントにこのシステムの新たな有効性を感じており、この分野はこれからさらなる進化を遂げ、今後は歯科医療全体のゴールドスタンダードとなっていくでしょう。